俳句と私
えーとですね、俳句についてのコラム?みたいなのを書くことになりまして。これはえらいこっちゃなわけてす。
私がまず俳句を詠むようになったきっかけなんですが、きっかけはごくごく単純な話でして。書くことが好きだった私が祖母が入院していた病院の自動販売機にお~いお茶新俳句大賞のび募集の紙を見つけて、俳句って確か17音に、季語を入れるだけだよね?と思い2~3枚もらって帰りました。
その時は俳句に関する知識、例えば切れ字は1句につき1個とかそういう予備知識もなく、ただ素直に分かりやすい句を書いて出したところ見事佳作特別賞!!気を良くした私は俳句ならいけるんじゃないかと歳時記と入門書を買いました。そして元々私に新聞投稿や書くことを勧めてくれた祖父も巻き込んで俳句を詠みました。
祖父にはこれで佳作特別賞いただけたらラベルに載るんだよ!!すごくない?と無理やり祖父にも詠ませました。そしたらまた佳作特別賞をいただきました。祖父はダメでした。私はそれまで色々と文芸に手を出してきましたが目が伸びず、俳句ならいけるんじゃないかと、確信したのです(苦笑)
そんなある日、私は仕事を一旦長期休暇届けで休んだところ中々再雇用の連絡が来ない💦そんな時いつも相談している支援員の方にどうしたらいいか聞いたところ、返ったきた答えは意外なものでした。私にそれより書くとこが得意でしょ?それを伸ばしてみたら?例えば文章を習う教室とか?地元にはなかったけ、そういうところ? えっと、そうですね、私は俳句をもっと知りたいなとは思いますが、なんかありますかね?句会とか…。あった、あったよ、句会。近いとこであってる、あってる、後日ここの句会には元福祉事務所の所長さんが通っておられるので電話してみたら?私は私を変えたいけど取り敢えず見学がてらに7句詠みました。するといきなりの特選をいただきました。そして帰りに句会のメンバーの方から叱咤激励を受けた私は句会を辞めるとも言えず、取り敢えずで続けてきました。その場しのぎで詠んではほっとしてきました。
句会のメンバーの皆さんは難しい言葉や漢字をよく知ってらして、とても私にはひこうはまだ無理です。
私にもう1つ刺激をくれるのが、俳句でお馴染みのNHK俳句とプレバト!!です。プレバト!!は特に刺激になっていますが、私は五七五と花鳥風月を大事にと句会で先生に言われ続けています。そして特選に選ばれた日は気持ちのいいものです。そしてズルズルとここまできました。
今は俳句が日常の一部になりつつあります。入門書で基礎は叩き込んだので、後は感性と景色を思い浮かべて書くようにしています。先生流に今は詠んでいます。歳時記をめくり、1つの季題を探し、それから連想される世界や出来事などを掘り返していく。例えば今の季節の季語、そうですね、七夕としますか、そしたらそれから妹の誕生日 、願い事を短冊に書いていた、天の川、星祭、七夕に佳作特別賞を知る、いつか絶対部門別での大賞を目指すぞ!!などなど。それから加えて花鳥風月や自然を愛でる気持ちを想像していく。その作業って難しいけどやっていると案外楽しいものです。
そういう日常が17音にピッタリ重なった時私は俳句の面白さを感じます。たった17音にいかに気持ちを込めるか?17音の世界に何を伝えるか?私は今日もそれをテーブルの手帖を前に悩んだり、一喜一憂しています。
そして憧れの句会のメンバー石井さんに近づけるよう句を書いては訂正し、また書いてを地道に考えている日々です。17音の世界が私を変えています。
さてと、俳句を詠もう。まだ17音もある。人生とは偶然もありて、また必然もありてまだまだいける、よしと思い今を詠もうでいきます。
101歳の大往生の祖父の中から1句。
百一歳まだまだ伸びる若葉かな
🌷ゆりのはなこ🌷
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