啖呵きって短歌詠みたい
今日、夕方郵便受けに正岡子規はがき歌、去年残念だったね、また出してねと言った封書が届いていて、取り急ぎ短歌の入門書読み返している夜です。なんか俳句の本読んでるのかなと思いきや短歌の本を開く私です。
珈琲を飲みながら、相手を誰にしようか、どんな思いを詠もうか考えています。
ざっくり短歌を述べると
五七五(上五)+七七(下五)の三十一文字で形成されています。長々しい詩をぎゅっと三十一文字に凝縮した感じです。
俳句との違いは俳句は季語が基本必要です。そして季節の移ろい、花鳥風月を愛でる気持ちを詠むものなので季語は主役と言っていいほど重要ですが、短歌は心の有り様、感情が主役なので、必ずしも季節との関連性はなくても構わないのですが、そこが難しいとこでして。三十一文字と言えどポエムですからね。
作り方のパターンとして感じたことをリズムにのせると短歌にはなります。
上の句を風景にしたら下の句は感想、考え
もしくは
上の句を感想、考えにしたら下の句は風景
この二パターンがあります。
景から心へ
心の動きが自然に表現できます。作者の見た風景を印象づけることができ、その風景から喚起された気持ちを自然に表現できます。
心から景へ
大きく心が動いた時は、思ったものがそのまま口に出るもの。湧き出た感情をありのままに表現できるため、作者の感情、心情を強く印象づけることができます。
さてと景とはなんぞや?と思ったら、なにも目で見る景色だけではなく、音や匂い、味、感触、温度なども当てはまります。
ざっくりと言うとこれが初心者の超初心者の話と言うとこです。
にしてもそれだけ言われても分からない私です。意識して詠むと不自然な一首になりそうです。俳句向きの私はいつか短歌においても何かにしら結果を残したいです。
私の大好きな短歌、いきます。
お母さんをやめてもいいよって言えば彼女がなくなりそうで/斉藤斎藤
泣いてるとなんだかよくわからないけどいっしょに泣いてくれたこいびと/斉藤斎藤
海を知らぬ少女の前に麦藁帽のわれは両手をひろげていたり/寺山修司
俵万智さんのサラダ記念日、あれもいいですね。与謝野晶子さんの情熱的な女性の迸るような一首もいいですが、やっぱり石川啄木氏。私は啄木に一番影響されました。
日常を詠むべく感性をもっと磨いて短歌にチャレンジします。
🌷ゆりのはなこ🌷
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